【取扱説明書】

SVS-7型

SVS-7型は内部に真空密封部を持ち、この真空密封部を基準として作動する真空(圧力)スイッチです。接点は単極双投(C接点)となっているため、設定圧力の上限値及び下限値に於て同時にON-OFF2点制御信号が得られます。又、接点の開閉は鋭敏なスナップアクション機構により信頼性を確保し、スイッチ部は受圧部にて直動となっているシンプルな設計のため、累積誤差が少なく、極めて動作感度の高い絶対圧力スイッチです。よって、高精度、信頼性、及び、長寿命性を要求される圧力制御機器の圧力検出端として最適です。
御届け致しました圧力スイッチの動作圧力値は御注文仕様に基づき調整されて居りますが、都合により動作圧力値を変更する場合は下記の要領に従い調整して下さい。
注意:必ず電源を切ってからカバ-を外し調整を行ってください、感電の恐れあります。

1.調節ネジAを廻した場合
上限動作圧力値と下限動作圧力値との圧力差はそのままで両動作圧力値が移動します。
右へ回すと動作値は下り、左へ回すと動作値は上ります。この時指針が目盛りより外れない様に注意して下さい。

〈端子の接続方法〉

端子台の場合、番号は端子台の番号になります。
端子記号 スイッチ動作
真空度高くなってON
真空度低くなってOFF
-③ 真空度高くなってOFF
真空度低くなってON
【注意】
ネジ締付けトルク
G1/4
9.8N・m(100kg・cm)以下
G3/8
19.6N・m(200kg・cm)以下

2.調節ネジBを廻した場合
下限動作圧力値はそのままで上限動作圧力値のみ移動します。右へ回すと上限動作圧力値は下り、左へ回すと上ります。

3.上・下限動作真空度を任意の動作真空度に調整する場合
初めに下限動作圧力値を1の要領で合せてから、次に上限動作圧力値を2の要領で合わせて下さい。
圧力調整範囲には限界がありますので、目標の動作圧力値に調整できない場合は弊社に御連絡下さい。

 取り付け方向は、垂直方向を推奨いたします。
垂直取り付け以外の場合は、ご指示願います。
尚、動作圧力値の大気圧による影響は、-0.13kPa/10hPaです。